「モンテッソーリ教育」みなさんは耳にしたことがありますか？
子どもが本来持つ自己教育力をサポートし、自主性や積極性を育てることができる教育です。
14歳でプロ将棋となった藤井聡太さんが幼少期にモンテッソーリ教育を受けてきたそうですが、モンテッソーリ教育を取り入れた幼稚園・保育園は多くはなく、モンテッソーリのおもちゃはなかなか高価でご家庭で取り入れるのは躊躇してしまうかもしれません。
実はモンテッソーリのおもちゃは手作りすることができます！100均ショップで材料をそろえて、ご家で取り組むことができるのです。
この記事ではモンテッソーリの手作り100均おもちゃを年齢別にして8選、紹介していきます。
モンテッソーリ手作り100均おもちゃ【0歳・1歳・2歳・3歳】
モンテッソーリでは0歳から3歳頃までの間は「吸収する精神（無意識）」の時期とされています。
人生の中でもっとも吸収力が強く、ずりばいから歩行までの全身運動や、握る・落とす・たたくなどの手指の微細運動、言葉の獲得や芸術を感覚的に楽しむ力などが育まれ、人生のなかで最も吸収力の強い時期といわれます。
これらのモンテッソーリの根本的な考え方を押さえておけば、モンテッソーリのおもちゃは100均やお家にあるもので手作りできるのです。
手作り100均おもちゃ①モビール
モンテッソーリのおもちゃで、生まれてすぐの赤ちゃんも使えて100均の材料で手作りできるのがモンテッソーリモビールです。
生後間もない赤ちゃんの視界はぼんやりとしていてモノクロに見えているんだそうです。
空気の流れや風があたるとゆったりと動き、赤ちゃんの目で追う力を育てるといわれています。
手作り100均おもちゃ②無限ティッシュ
「おとなしく遊んでいるな～、と思ったら部屋中がティッシュだらけになってた…。」こんな経験はありませんか？
大人は困る行動ですが、それはお子さんが指先を使いたいサイン。モンテッソーリ教育では、手を使うことが大切と考えられています。
そんなときは手作りの無限ティッシュを100均の材料で作ってみてください！ティッシュ部分をフェルトやガーゼ、ダスターなどに変えることで触った感覚も発達し、無限に出てくることでワクワク感が得られます。
手作り100均おもちゃ③ひも通し
「ひもを穴に通す」シンプルなモンテッソーリおもちゃのひも通しですが、子どもにはなかなか難しい動作なのです。
指先の発達を促し、考える力が鍛えられ、集中力が養われます。
モンテッソーリおもちゃのひも通しの材料は100均でそろえることができます。
成長に合わせて
- ひもの細さを変える
- 穴のサイズ・ビース・ストローなど大きさを変える
- 縫物をするようにひもを通す
など、様々な種類のひも通しのモンテッソーリおもちゃを作ることができます。
手作り100均おもちゃ④ボール空け移し
ボールを容器から別の容器に移し替えるモンテッソーリおもちゃです。
最初は手づかみでOK。だんだんにスプーンやトング、ピンセットなど道具を使って行います。ハサミやお箸、鉛筆を持つ手の動きにつながっていきますよ。
モンテッソーリおもちゃのボール空け移しは容器やボール以外にも色分けしたり、大小で分けたり様々なパターンのものでも材料は100均でそろえることができます。
モンテッソーリ手作り100均おもちゃ【3歳・4歳・5歳・6歳】
モンテッソーリでは3歳から6歳までの間は「意識の芽生え」の時期とされています。
0歳から3歳頃までに無意識に吸収したさまざまな事柄を、意識的に整理することができるようになり、道筋を立てて考えていく時期です。
掃除や料理、着替えなど日常生活の行動に興味を持ったり、社会や科学の事象を知りたがるようになったりと興味の幅がぐんと広がります。
目の前の子どもの姿をよく観察して、モンテッソーリの手作り100均おもちゃを用意しましょう。
手作り100均おもちゃ①ボタンかけ
モンテッソーリ手作りできる100均おもちゃではとってもポピュラーな「ボタンかけ」
指先の細かな動き、力の入れ具合、両手の協調運動など手指の複雑な操作が必要です。
ボタンの大きさを変えたり、厚さを変えたり成長に合わせたモンテッソーリおもちゃを作ることができます。
手作り100均おもちゃ②あいうえお盤
「これは何て書いてあるの？」と書いてある文字に興味を持つようになったら、言語スキルを高める絶好のチャンスと言えるでしょう。
モンテッソーリの手作りあいうえお盤をで使って、手を動かしながら文字を学んでいきましょう。
手作り100均おもちゃ③時計
「まだ遊んでいたいから、ご飯はあとで！」など、行動の切り替えがうまくできないことは子育て中に何度も起こることです。
そんなときはモンテッソーリの手作り100均おもちゃで時計を作ってみてはいかがでしょうか？
時計が読めなくても、「長い針が6になったら、遊ぶのはおわり」と見通しを立てて行動することができます。
手作り100均おもちゃ④金ビーズ
モンテッソーリの算数教育では１０から１１へとつづく連続数ではなく、「１００」「１０００」という大きな位の紹介に「金ビーズ」が使われます。こちらも少し手間はかかりますが100均の材料で手作りすることができます。
子どもが手で触りながら、小さいか大きいか、軽いか重いかなど量を感覚的に理解することができます。
また、位が上がるにつれて、点から線、線から面、面から立体へと形が変わることで1000倍の大きさを理解することができます。
まとめ
いかがでしたか？
モンテッソーリの手作りできる100均おもちゃは紹介したものの他にもたくさんのおもちゃがあります。
モンテッソーリの根本的な考え方を押さえておけば、モンテッソーリのおもちゃは100均の材料を使ってお家で作ることができます。
ぜひみなさんも作ってみてくださいね！
コメント