オセロ症候群とメンヘラはどう違う?トラウマになる前に別れたほうがいい?

恋愛

パートナーが自分以外の異性と仲良くしているのを見てしまうと、嫉妬や不安を感じることは誰にでも起こることです。

しかし「パートナーが浮気をしている」と思い込み、パ-トナーに1日に何回も電話やメールをしたり、パートナーのスマホを勝手に見たりしていませんか?

その行動、オセロ症候群かもしれません。メンヘラの行動のようにもみえますが似ているようで少し異なります。

オセロ症候群とメンヘラはどう違うのでしょうか?

オセロ症候群とメンヘラの違い

オセロ症候群とは、妄想性障害の嫉妬型で健全な社会生活を送れない状態であるため、専門医の治療を受けることが必要です。

メンヘラとは、現在は「心の健康になんらかの問題がある状態」「病んでいる人」という広い意味合いで使われるようになりました。

恋愛においての「メンヘラ」は、「私だけを見てほしい」かまってちゃん。周りに必要とされたい寂しがり屋。「愛されたい!」というポジティブな気持ちを持つ一方、「誰からも必要とされていない」といったネガティブで自虐的な気持ちで思考が構成されています。

行動、思考によってオセロ症候群とメンヘラを勘違いしてしまうかもしれません。

オセロ症候群とは

オセロ症候群とは、パートナーが「浮気をしているに違いない」と証拠のない浮気を疑い続けてやめられず、その妄想から嫉妬が続き、パートナーを強く束縛する症状です。

「パートナーのことを好きすぎて嫉妬してしまう」と考え、「自分を不安にさせるパートナーが悪い」と相手を責める傾向にあります。しかしこのような嫉妬心は愛情から生まれるものではないのです。

「パートナーに裏切られるのではないか」という恐怖心「パートナーに捨てられるのではないか」という焦りや不安が強い束縛や嫉妬を生み出しているのです。

いわゆる「メンヘラ」も同じような行動をとると一般的には言われています。

「メンヘラ」のほうがよく耳にする言葉ではありますが、オセロ症候群もメンヘラと同じ思考・行動をとることが多いです。

オセロ症候群症状①強い嫉妬

  • パートナーが芸能人を褒めることが嫌だと感じる
  • パートナーが異性の同僚や上司と会話することが嫌だと感じる

これはパートナーの近くに異性がいたり、ほかの異性をほめる行動をしたときにかなり頻出しますね。 メンヘラも同じようにほかの異性に対して警戒して異性との交流に嫉妬することが多いと言われています。

オセロ症候群症状②監視

  • パートナーのスマホやSNSのDM、パソコンの連絡履歴をチェックする
  • パートナーの財布や通帳等、金銭の使用状況を確認する
  • パートナーの衣服やバッグの中身等を探り、浮気につながるものが無いかを確認する
  • パートナーの行動が24時間把握できないと浮気されるのではないかと安心できない
  • パートナーにGPSをつけたり、SNS等で行動を頻繁に確認する

これはパートナーの近くに離れている間に浮気されていると思い込んで取ってしまう行動です。メンヘラも同じようにパートナーの行動を監視しようとしますが、「浮気をされた私ってかわいそう!」とSNSにかまってもらえる投稿をしたりもします。

オセロ症候群症状③束縛

  • パートナーに1日に何回も電話・メール・SNS等の連絡を強要している。返信が遅れると不安になり怒る
  • パートナーの好きな芸能人が出演する番組やサイト等を見ることを禁じる
  • パートナーがひとりで外出することが許せない
  • 仕事やアルバイト等を辞めてと言う

これはパートナーが従うと安心しますが、しばらくするとまた不安になりより強い束縛をする行動です。メンヘラも同じように「パートナーを愛してるか束縛する」と行動を正当化する一方で「不安にさせるパートナーが悪い」とパートナーを責める傾向にあります。

オセロ症候群とメンヘラの共通点

オセロ症候群の症状はメンヘラの人にも見られる行動も含まれています。

共通する特徴をまとめてみました。

共通点①自分に自信がない・自己肯定感が低い

オセロ症候群とメンヘラの人は自分に自信がなく、自己肯定感が低いことが共通点として挙げられます。パートナーからの連絡が遅れると「自分なんて…」と不安になり、異性と一緒にいるのではないかと嫉妬を感じやすいのです。

けれども愛されたい願望は人一倍強いのです。そうした背景には幼いころの家庭環境が影響していることがあります。

十分な愛情を与えられず、親に余ることができなかったり、厳しい家庭で我慢することが多く居心地が悪かったなどの家庭環境で育つと「私だけを見てほしい」という思いをパートナーにぶつけてしまうのです。

共通点②感情表現が苦手

オセロ症候群とメンヘラの人は、感情表見が苦手なことが共通点として挙げられます。

普段は我慢し続けて我慢の限界が来ると感情が爆発してしまったり、感情のコントロールができなくなりパートナーを精神的に追い詰めてしまうこともあります。

考えるよりも気持ちが先に反応してしまうため、自傷行為をしたり、パートナーに暴力をふるって支配したり、極端な行動に出てしまうこともあるでしょう。

共通点③常に連絡を取りたがる

オセロ症候群とメンヘラの人は、常に連絡を取りたがることが共通点として挙げられます。

パートナーに1日に何回も連絡を強要していて、返信が遅れると「浮気をしているのでは?」と不安になり、立て続けに連絡をしてしまいがちです。

例えばSNSはログインしているのに電話には出ないなど、自分とのやり取りよりほかのものを優先すると、どんどん追い詰めるような連絡を送ってしまうでしょう。

オセロ症候群・メンヘラでトラウマになる前に別れたほうがいい?

オセロ症候群とメンヘラの違いは、専門医の治療を受けることが必要であるかどうかということです。

パートナーとずっと一緒にいたいと思っているのであれば、オセロ症候群の可能性があることをきちんと伝えましょう。

相手に嫌われてしまうかもしれないという恐怖心を払拭させて、自分の気持ちや状況、カウンセリングについてきてほしいことをパートナーに話してください。

しかしパートナーとずっと一緒にいたいと思っていても、「辛い、もう無理だ、耐えられない」と思ったら、トラウマになる前に距離を置きましょう。別れるのも一つの手段です。

社会生活に支障が出る束縛を受け続ければ、人間は強いストレスを抱えることになります。「パートナーには自分が付いていないとだめだ」と思いこみメンヘラに取り込まれてしまう可能性もあるのです。

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